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Vapor Trail / Gifu
T先生:「バスケをすることは、めっちゃ楽しい」はなんて言う?
Sくん:「バスケをすること」か。 To play basketball ? Playing basketball ? あれ?どっちかな?
T先生:迷うよね。気持ちはわかる。
Sくん:何かいい判断方法はありますか。
T先生:不定詞は前置詞のtoと兄弟関係なんだ。だから「これからVする方向に向かう=これからすること」だ。一方、Ving:(動名詞)は「今していること、もうすでにしていること」なんだ。
Sくん:「これからすること」=to V.. 「今、もうしていること」=Ving.... なるほど。
T先生:じゃこれはどっちがいい? (to be a singer)かな(being a singer)かな。
私は 望んでいる .... 歌手になることを...将来。
I want
Sくん:将来のことだから、これからすること。だから to be a singerですか。
T先生:正解! I want to be a singer ...in the future.だね。
Sくん:僕、何にも考えずにwant to...で覚えてました。
T先生:それでいいよ。その上で、なぜ being a singer がダメで、to be a singerが良いか考える。
Sくん:「これからなる」から to be a singerなんですね。
T先生:いいね。
T先生:じゃこれは? 「テニスをすることは=めっちゃ楽しい。」
Sくん:うーんと。この文だと、もうすでにテニスをさんざんしているかんじですよね。なら、Playing tennisかな。
T先生:正解! Playing tennis is a lot of fun. でいいね。
文の頭で「....すること」と言うとき、ほぼVing形で始めるから覚えてね。
Sくん:じゃ、今まで、enjoyの後ろは、Ving...形だよって教わったのは....楽しんでいることって「今もうすでにしていること」だからですか?
T先生:いいね。今していることしか楽しめないのさ。enjoy Ving.... だね。また、今していることをやめると stop Ving....になるし、今すでにしていることをあきらめると give up Ving.... になるんだ。
Sくん:逆に、to V....になりやすいものはありますか。
T先生: 未来のニュアンスを持つ動詞は後ろに to V....を持ちやすいよね。たとえば、
want to V..... 望む ....することを
hope to V..... 望む ....することを
plan to V.... 計画する .....することを]
decide to V..... 決定する ....することを
望んだり、計画したり、これから....することにしようと決めたりは未来のニュアンスを含む動詞だね。
こういう時には to V....と相性がいいんだ。
Sくん:It is important .....for us..... to study English . みたいな文はどうですか。
T先生:今具体的に英語を勉強しているわけではなくて、「英語を勉強するって大事だよね」と一般論みたいな文なんだ。このように一般論は、to V....の方が相性がいいね。
Sくん:あと一つすみません。I like の後ろは、I like to play tennis.でも、I like playing tennis.でもどっちでもいいと聞いたのですが、これはどうなんでしょうか。
T先生:いい質問だね。確かにネイティブスピーカーに話を聞くとどっちでもいいと言われることが多い。コミュニケーション上はどっちでも問題がないんだ。ただし、形が違えばニュアンスが違うと考える人もいるんだ。その人たちに言わせると、to V....はほんのわずかだけど、「習慣や好みを強調」し、Ving ....は「体験し、楽しい」ということを強調するらしいんだ。
I like to play tennis.
toがあるので、その方向に(好みが向かっている)だから習慣や好みを強調する文脈で使う傾向。
I like playing tennis.
Ving.なので、もうすでにたくさんしてる。いきいきと体験や楽しさを強調する文脈で使う傾向。
再度言うけど、コミュニケーション上、どっちを使おうとあまり違いはないとするネイティブの先生も多いんだ。その程度だと思っておこう。イギリス英語、アメリカ英語をはじめ、言葉は多様だ。100%こうだと言い切れないルールも多い。言語の「あいまいさ」に耐えよう。(笑)